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リース制タクシー

 今回は「リース制タクシー」を書こうと思います。

 昨日MKの事を書いたばかりなのに、次はタクシーのリース制について書く事にしました。因みにタクシーのリース制の代各はMKタクシーです。

 現任の方はご存じだとは思いますが、タクシー会社のリース制とは車両の使用料とガソリン、タイヤ、保険など諸々の諸経費をドライバーが売り上げの中から負担し、残った分が給料になるという仕組みになります。要は、乗務員が営収の中から固定費を事業者に支払ってタクシー車輌を事業者から借りて、営収からリース料を事業者に支払い、リース料を支払った残りが給料となるシステムです。

 MKでは、実際、同社運転手が負担する固定経費の中には、車両費や社会保険の事業主負担分、車両保険費が含まれているそうで、さらに変動経費と呼ばれる物には、燃料費、修理部品費、制服費、メーター費、シートカバー費まで含まれているそうです。実質的に、タクシー事業に必要な経費は、すべて運転手が負担するという仕組みになってしまっている様です。草事では有りません。

 一説には、売上が少ない月も数十万円の固定費がかかるため、極端な例だと一か月の給料がゼロになってしまう可能性もある様です。会社の規模にもよりますが、1日1車の固定費は2万円前後なので、12日稼働すればリース料は約24万円前後になります。営収が50万円だったら26万円前後の給料です。でも営収が40万円しかなかったら給料は14万円になってしまいます。しかし逆に、多くの営収があるタクシー乗務員なら歩合制より給料が増える可能性もあります。

 この様にリース制は、タクシー事業者にとっては、売上が少なくても必ず収益が上がるためメリットが大きい制度です。特にガソリンの高騰などによる収益の減少といった影響が少ないのが特徴です。

 タクシー乗務員のリース制は海外では当たり前となっている地域もありますが、当然、日本では承認されていません。リース制は以前運輸省が導入を検討したことがありますが、タクシーの営業権は国から与えられる権利なので、リースをしてしまうと又貸しに当たるとされ、法律で禁止されています。

 しかし、MKの様に明確なリース制ではなく、法規制を上手くかわした「事実上のリース制」を導入している会社があるのも事実です。固定経費など別名称でリース料を毎月の給料から天引きして、実質的なリース制の運営を行うケースが多いようです。

 リース制は会社側が経費を抑えることができるため、MKの様に乗車料金が安い会社が多い傾向がる様です。又、急に増車して会社が大きくなったようなケースも、リース制による投資金の回収しやすさが影響している場合がるカモです。

 「気を付けよう、高収入とリース制」・・・デス。草

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