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コメ返し

 今回は「コメ返し」を書こうと思います。

 こんな拙いブログでも読んでくださっている方がいて、嬉しい限りです。先日、読んで頂いている方からコメントを頂きました。内容は、最もタクシーの需要が高いであろう朝の通勤時間帯(7~8時台)にタクシーの供給台数が不足しているのが疑問の様な事でした。

 おそらく都内在住の方だと思いますが、出勤のためにタクシーを前日に予約しようとしたところ、どこも埋まっており断念したそうです。JapanTaxiアプリや東京無線を始め近隣の4社くらいのタクシー事業者へ予約の電話をしたそうですが、何処も埋まっていたそうです。

 この方は住宅街にお住まいの様でタクシーが拾いづらいので、この様に住宅街に住んでいる方をタクシー事業者が取りこぼすのは非常に勿体ないというご意見でした。又、「通勤需要を最大限に捉えることができれば、一定の稼働時間で十分な営収を得られるのではないか。」という事もおっしゃっておられました。又、予め各通勤客の送迎時刻とルートを、実車率が100%近くになるように「数珠繫がり」に組み合わせられると仮定すれば、勤時間帯の6~9時と帰宅時間帯の17~20時に稼働し、1乗車30分で営収3000円と仮定した場合、8時間で16乗車=営収48,000円になるのでは?ともお考えの様でした。

 一応メールでご返事は致しましたが、この方の仮説は、①タクシーは24時間体制なので通勤時間帯に全台数を投入できない、②隔日勤務制をとっている為稼働しようにも乗務員が足りない、③道路混雑により時間あたりの売上効率が悪い、との仮説をお持ちの様でした。

 予約が取れなかった事は、どの様な事が理由で予約が出来なかったかは分かりかねますが、行間を読んで欲しいのですが、「羽田」や「成田」定額では予約は取れた様に思います。

 そもそも論ですが、タクシー業界では、乗務員は自分の営業スタイルに合った営業を旨とします。換言すれば、ご指摘の様に通勤時間帯を狙って仕事をスターとする乗務員もいれば、自らの通勤の都合や青タン時間をフルに使う為遅く出庫する乗務員もいます。なので、①の全車投入は無理だと思います。まして会社は歩合制の為、乗務員に通勤時間帯を狙う様に出庫するようになんて事は言えません。

 ②の隔勤に限った事では利ませんが、稼働率が示すように常に乗務員は不足しています。なので②も乗務員は不足していますが、隔勤とは関係が有りません。

  仮定の話としての、8時間で16乗車=営収48,000円は、東京の1日の営収に近い金額です。東京の営収平均は1日税込み4万9千円です。これだと朝の夕方の繁忙時間帯だけで達成できてしまいます。又、東京の1人あたりの乗車距離は約3.8㎞で料金は約1,700円位です。これを見ても30分3,000円をコンスタントに数珠繋ぎで乗せる事は難しいと思います。
  
纏めると、住宅街の乗車客>住宅街のタクシー数になり、タクシー事業者稼働台数は80%位、又、慢性的に乗務員が不足していて、営業方法は各運転手に一任されているので、通勤時間帯と言っても乗車客があまり見込めない地域ではタクシーの数は少なくなるのではないでしょうか。予約が取れなかった事は?デス

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