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積算歩合で歩率6割にするには?

今回は「積算歩合で歩率6割にするには?」を書こうと思います。

自分が勤務する会社は「積算歩合」を採用しています。その事は前にも書きましたが、給料計算の詳細までは書きませんでしたので、今回は、詳細を書いて後はどの様にすれば歩率6割で達成できるかを考えてみました。

現在は、(営収―基本給)×70%=支給額になっています。具体的に見ると、営収46万円以上は基本給として168,600円引かれています。例を出すと、営収60万円では(600,000円-186,000円)×70%=301,980円となるので、歩率は50,55%にしかなりません。取り敢えず賞与は営収53万円から5%付くので、合計歩率は55.55%にしかなりません。

累進性を採用していた時は、歩率50%で賞与10%の合計60%でした。要は、営収の4.5%に当たる27,000円が不足してしまいます。

取り敢えず賞与は考えないとして(AB賃ですが)、数字を変えるのには2つの方法しか有りません。それは、基本給で引かれる数字と歩率の70%の数字です。

∴(600,000円-X円)×70%=360,000円よりXは≒で85,714円という事になります。
これを元に計算数して、旧→新の順に65万円、70万円、75万円、80万円を計算すると歩率は、51.84%→60.77%、53.14%→61.43%、54.26%→62.00%、55.25%→62.5%になります。見事60%を若干ですが超えてきています。

 それぞれの金額差は60万円で5万8020円、65万円で58,020円、70万円で58,020円、75万円で58,020円、80万円で5万8020円と、営収が5万円増える事で、営収60万~80万円では給料が約5万8千円上がる計算になります。

 もう1つの方法は、基本給を16万8600円に据え置き70%の歩率を上げる方法です。これを計算すると、60万円、65万円、70万円、75万円、80万円の各部率は、59.68%
60.06%、61.47%、63.01%、64.34%、65.51%となり、これも60%を超えてきています。

 同様にそれぞれの金額差は60万円で5万6,082円、65万円で62,582円、70万円で69,082円、75万円で75,582円、80万円で82,082円と、営収が5万円増える事で、営収60万~80万円では給料が約5万6千~8万2千上がる計算になります

 纏めると、基本給を営収60万円で歩率60%にする方法は、①基本給を動かす、②歩率を上げる、という事になります。基本給を16万8600円から8万5700円にすると60万円、65万円、70万円、75万円、80万円の歩率は、上記した様に51.84%→60.77%、53.14%→61.43%、54.26%→62.00%、55.25%→62.5%となって、金額は各5万8千円上がります。

 しかし、現在の70%の歩率を83%にするのは、現在の数字と差が有りすぎる様なので・・・無理でしょう。

 計算するのは簡単ですが、最低賃金の問題が有ります。神奈川県では、現在タクシー乗務員の最低賃金は983円になります。

 12勤で14時間拘束の場合の最低賃金は14時間×12日×983円=165,144円になります。これを基本給に充てていたら、手が付けられません。

 なので、残る方法は」・・・結局、歩率のアップしかない様です。草

 っあ、もう一つ手が有りました。累進歩合の復活です。国交省の通達により禁止されていますが、罰則は有りません。草

 歩率を上げて乗務員の収入を上げるには、累進歩合の復活か、積算歩合の歩率アップしかない様です。

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