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乗務員と経営者の感覚のずれ

 今回は「乗務員と経営者の感覚のずれ」を書こうと思います。

 うろ覚えで申し訳ないのですが、何かの会合の席上で大和自交の社長が言っていた事に耳を疑いました。東京の現任を含めた乗務員の皆さんは現在の景気を如何とらえていますか?確か自交連の会合の席上での話の様に記憶しています。

 その席上で、今後消費税が上がる事が業界にどのような影響が出るのかを聞かれた時の答えです。

 「景気の良い今から、営収を10%上げて貯蓄に回したり、2,000円の食事を1,800円にしたり、タバコを20本吸っているなら18本位にしたりと、すれば景気が悪くなっても乗り切れる」的な話をいていました。うろ覚えで申し訳ないですが・・・

 これを聞いて経営者の感覚と乗務員の感覚はかなり違うと感じました。東京の乗務員に聞いてみたいものです。昨年の12月の東京の営収平均は、年末にも関わら税別5万円にとどきませんでした。京浜交通圏は4万5千に届いていません。

 この数字を見て、現在景気が良いと言えるのでしょうか?巷では人手不足で景気が良いなんて言われていますが、それは東京五輪や福島の復興に携わっている企業だけではと思ってしまう程、タクシー業界は冷え込んでいると感じているのは自分だけでしょうか?

 又「営収を10%上げて貯蓄に回す」発言は・・・何を考えているのやら、デス。そんなに簡単に営収が10%上げられると思っているのでしょうか?「2,000円の食事を1,800円にしたり、タバコを20本吸っているなら18本位にしたり」との発言は乗務員の努力で達成は可能です。

 それと同一線上で「営収を10%上げて貯蓄に回す」と話すのは一寸話が違う様な気がします。
「営収を10%上げて貯蓄に回す」のが簡単に出来れば、昨年の年末の様な状態にならないはずです。

 大和の社長が言った事を良くとらえれば、「消費税アップでも普段の行いで乗り切れる」と捉える事は出来ますが、「景気が良い今」の発言は余計です。大和はそんなに景気が良いのか?と思ってしまいます。

 会社のトップなら慎重に言葉を選ぶべきではないでしょうか?「営収を10%上げる」具体策を述べて欲しいものです。

 「営収を10%上げて貯蓄に回す」のは「言うは易く行うは難し」 ・・・です。

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