SSブログ

東京の個タクの収入

 今回は「東京の個タク」を書こうと思います。

 2017年のデーターですが、東京の個タクの実働に数は年間254.6日だそうです。なので12ヵ月で除すると、月間約21日間平均して稼働している様です。法人なら隔勤で10日、昼勤、夜勤ならそのままの数字になります。個タクは勤務が自由なので自分の知る横浜の個人は比較的夜勤を好んで勤務している様ですが、東京は?です。

 稼働率は69.8%になるので、毎日約7割の個タクが仕事をしている計算になります。

 1車当たりの実車率は、走行距離が平均145.9Kmに対して実車距離が62.6Kmなので約43%になる様です。

 輸送回数は9.4回、営収は26,376円だそうで、実車平均距離は6.7Km、運収平均は2,812円の様です。総走行距離単価は26,376円÷145.9Km=180円、実車距離単価は421円になります。この数字は横浜の法人と余り変わりません。

 大きく違うのは客単価ではないでしょうか。9月の東京特別区・武三地区の営収平均は49,603円で輸送回数は29.6回なので1回当たりの単価は平均1,675円で、1回当たり1,137円個タクの方が多い計算になります。

 自分が走っていて感じるのは、昼は個タクが少なくて、夕方から夜にかけて台数が増える様な気がします。昼に走って平均2,812円の数字を叩くには個タクでも難しい様な気がします。よって夕方から深夜に固タクは走っている様に感じます。

 又、個タクは「無線」が強い様な気がします。夜の横浜駅西口は無線待機の車が溢れています。車のランクも、クラウン、フーガ等良い車が多く、毎日でも出庫できるので固定客を掴みやすいのも個タクならではの強みではないでしょうか。

 2017年は輸送回数が7.1%伸び、逆に1回当たりの運収は5%減っているそうです。これは初乗短縮の影響で、回数は増えていますが逆に運収が減った事に繋がるでしょう。

 ロングの客はずっと減り続けているそうで、昔は1万円以上がロングだったようですが現在は5,000円~6,000円がロングだそうです。

 昔は夜に4、5時間仕事をすれ苦労せず3万円は出来た様ですが、現在は夜の客がへったので早めに出て来る事業者が増えたそうです。

 平均月収を計算してみます。営収平均26,376円/日×平均出庫に数21日≒53万円になり、人件費を70%、経費30%法人の数字を当て嵌めると、経費16万円、給与37万円になります。歩率60%とすると、370,000円÷60%≒620,000円、1年間の営収は62万円×12=744万円になり、年収平均444万円になります。

 法人と変わりません。だとすると、何故個タクを目指すのでしょう?それは、本当の意味で仕事を頑張れば頑張った分だけ歩合と違った意味で自分の収入になる事、会社の枠に縛られない事、気に入らない客の顔色を見ながら仕事をしなくてもよい事・・・気楽な事等色々メリットはあるのでしょう。

 年収1千万円の人は、年収100万円~1200万円までの正規分布に従うと仮定すると、σは2.37になるので、割合は0.8%となり約1%になります。

 よって年収1千万円以上の個タクの人の割合は約1%になります。100人中1人です。

 計算があてになるかは分かりませんが、個タクでも年収1千万円は難しそうです。


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント