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京浜交通圏・初乗短縮申請

 今回は「京浜交通圏・初乗短縮申請」を書こうと思います。

 ついに12月21日に神奈川県の京浜交通圏で初乗短縮の運賃改定申請がされました。第1号は計京浜交通圏では、中区にある「アサヒタクシー」です。因みにアサヒタクシーの社長は神奈川旅客自動車協同組合=ラジオタクシーの理事長です。

 改定後の初乗運賃は、普通車が「1.3Kmで500円、加算額は265mで100円」で申請した様です。現行の加算額は293mで90円です。申請は「現行2Kmで730円を1.3Kmで500円にする」と有るので、税込み500円だと思います。という事は500円÷1.08≒462.96円となり、税別462円が運賃で、462円÷1,300m=0,3553円/mとなるのでメートル単価は0.3553円/m、加算額は100円÷1.08≒92.59円となり、加算額は税別92円になる計算です。よって92円÷265m=0.3471円/mとなり1m当たり0.3471円になります。

 現行は初乗り、加算料金とも消費税込みの運賃の為税別計算すると、初乗りは730円÷1.08=675.92円となるので、税別675円になります

 乗務員の給料対象は税抜き価格なので、乗務員にしてみれば初乗り675円です。メートル単価にすると、675円÷2,000m=0.3357円/mとなり1メートル単価は0.3357円、加算額は83円÷293m≒0.2832円/m、となり1m当たりの加算単価は0.2832円です。

 では改定申請した運賃で現況の初乗2kmでの料金はどうなるのでしょう?税別で計算してみます。2,000m-1,300m=700mが加算部分になります。加算部分は700m×0.3471円≒242円になるので、初乗りの462円と合計すると462円+242円=704円になり消費税と合算する704円×1.08≒760円になります。

 分かりづらいので纏めます。改定前→改定後の順で書くと、初乗運賃のメートル単価は0.3357円/m→0.3553円/m、加算額は0.2832円/m→0.3471円/mとなります。よって現行の初乗2Kmを改定後運賃で乗車した時は、改定後運賃の方が高くなります。

 税込み730円(税別675円)の料金分岐距離は(675円-462円)213円、213円÷0.3471=613.65mなので、613m+1,300m=1,913mなので約1.9㎞が距離分岐点になります。

 換言すると、1.9km未満は改定後運賃の方が割安、それ以上の距離を乗車すると割高になります。

 関内→上大岡を計算してみます。グーグルマップで約7Kmになります。改定前料金は
{(7,000m―2,000m)÷293m}×90円+730円≒2,265円、改定後は同様に{(7,000m―1,300m)÷265m}×100円+500円≒2,650円になり、時間メーターの内容は分からないのですが、距離メーターのみでは改定後運賃の方が高くなります。

 最も影響を受け減収が予想される乗務員は、山手駅などで仕事をしていますて、距離より回数で稼でいる乗務員ではないでしょうか?

 今は仕事明けで眠い目をこすりながら書いているので、計算には一寸自信が有りません。

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