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タクシーの利用率

 今回は「タクシーの利用率」を書こうと思います。

 1980年代の後半から1990年代の初頭まで続いていた「バブル期」の頃は、タクシーの利用者は街に溢れていた様ですが、今ではその陰すらない状態です。当時のタクシー乗務員の給料は、「全国平均」で約430万円だった様です。東京特別区・武三地域では無く、全国の平均給与です。

 昨年の全国平均は、約330万円となっていて、バブル期と比べ約100万円の差があります。今から約30年前の方が今より給料の平均が高かった事、物価変動等を考えると当時のタクシー運転手は、比較的高収入の仕事だった様に思います。

 バブル絶頂期の1991年のタクシー運転手の給料の全国平均は前記した様に430万円になり、全職種平均は約530万円だったので、その差は100万円です。

 そして2017年ではタクシー運転手の年収の全国平均は330万円、全職種平均は557万円です。約30年前と比べてタクシー運転手の年収は全国平均で100万円下がり、全職種平均は殆ど変わりません。

 上記の事から、景気と大きく関係するのがタクシーの利用だと思います。最近のある会社の「タクシーの利用」調査のデータによれば、直近1年間でのタクシー利用者は5割未満にとどまっているそうです。換言すれば国民の2人に1人は1年間タクシーを使っていない事になります。

 直近1年間のタクシー利用の頻度は、乗っていないが半数以上の52.5%、年に1~2回が22.5%、年に3~4回が10.2%、2カ月に1回程度が5.2%、月1回程が5.3%、月に2~3回が3.1%、週に1回以上が1.2%だったそうで、月に1度以上利用する割合は9.6%と、1割に満たなかった様です。

 以上を纏めてみると、1年間にタクシーを全く利用しない人の割合は半数以上有り、月に1回以上利用する人は約10%です。

 統計サンプルの性別や地域によって数値は異なると思いますが、それ程大きく差は開かないと思います。

 直近1年間の利用者のタクシー利用方法は「駅前などのタクシー乗り場」が約60%、「走っているタクシーを拾う」「電話でタクシーを呼ぶ・予約する」が40%、現在話題進行中の配車アプリは・・・3.5%です。それに加え「タクシー利用の重視点」でも配車アプリ対応は・・・1.4%でした。

 話題沸騰中の「配車アプリ」は利用方法が3.5%、利用重視点でも1.4%との結果です。
これは全国平均なので、東京特別区や大都市圏では結果は異なると思いますが、全国レベルで見ると、配車アプリはそれほど重要視されていない様な気がします。

 それにしても配車アプリは、「ジャパンタクシー」、「タクベル」、「みんなのタクシー」、「ウーバー」、「滴滴出向」、・・・まだまだ有りますが利用者とっての機能は殆ど変わりません。

 では、どのアプリをインスト―ルするのが利用者にとって正解なのでしょう?ってか正解が有るのかが疑問ですが、一発で正解を導き出せた人は・・・GENIUS!



 



 

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