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タクシーにラジオは不要か?

今回は「タクシーにラジオは不要か?」を書こうと思います。

 新型タクシー車両のジャパンタクシーは、驚く事に「ラジオ」がオプションの様です。ラジオを取り付ける場合、ラジオの価格の18,706円を別途支払う必要が有ります。

 日本国内のタクシー業界で最大手の1つである東京都千代田区紀尾井町に有る日本交通の車両にはラジオが付いてない様ですが、日本交通も災害時対応マニュアルには「社内ラジオをオンにして、各自情報収集に努める」と規定しているそうです。

 又、少なからぬタクシー会社では、「地震などの災害時はラジオを使って情報収集に努めよ」とマニュアルに定めているところもある様です。プロ野球に開幕期間になれば、「運転手さん、ラジオで野球を聞かせてヨ」なんて言われることも稀に有ります。高速道路などのトンネルで「ラジオをつけよ」との掲示がされるところもあります。故に、運転中にラジオが必要とされる場面は、まだまだ多いのが現実です。

 考えてみると、日交の車は後部客席にタブレット端末を備え、前に書いた様にIRISが手がけるタクシー搭載のデジタルサイネージのTokyo Primeを広告として流しています。

 以上を考えると、日交はJaoanTaxiが開発した「後部客席に設置してあるタブレット」の動画広告の再生回数を増やし、広告収入と広告主を獲得しようという思惑と、一台18,706円でも「塵も積もれば山となる」という諺の通り、ラジオがないことで浮く予算、換言すれば「経費削減」ではないのか、と勘ぐられても致し方無いと思います。

 換言すれば、「ラジオに集中されてタブレットの広告動画に反応してくれないのは困る」事と「ラジオの購入費は削減したい」ではないでしょうか。

 日交側は、「地震などの災害に関しましては、弊社の場合は専用のタブレットをドライバーに渡しております。このタブレットには、24時間、365日、弊社の担当者がドライバーに音声情報を伝えることが可能です。災害発生時には、こちらの使用を想定しております。さらに今は、ドライバーの1人1人が私物のスマホを持っている時代です。災害情報の収集も、様々な方法が整備されています。そうした観点から、ラジオは絶対に必要不可欠なものではないと考えております」・・・乗務員のスマホも災害対策用と言っているも同じに聞こえます。

 対して日交の組合側は「害時は、両手でハンドルを握っても必要な情報を入手できるラジオは、極めて有益なツールだと考えています。会社の経営は良好で、本当はラジオ代をケチる必要はありません。それでも人件費さえ不当に低く抑えられていますことから考えて、会社側がラジオの経費削減を目的としている疑いは極めて高いと言わざるを得ません」と言っています。

 さて、日交のジャパンタクシーにラジオがない事の説明に対し、どちらに説得力の有る説明の様に聞こえます?

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