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Mobility-as-a-Service=MaaS

 今回は「Mobility-as-a-Service:MaaS」 を書こうと思います。

 この聞きなれないMaas(マース)は「サービスとしてのモビリティ」を指します。これは「SaaS(Software-as-a-Service、サービスとしてのソフトウェア)」や「PaaS(Platform-as-a-Service)」などの仲間になります。

 簡単に言うと、自分が所有しているモノでなくても、利用料金を払えばサービスとして使うことができる事になり、as a Serviceの部分はその概念部分です。

 MaaSでサービスでのMobilityとは、クルマや自転車などを個人、法人が所有し移動に使う物のことです。換言すればMaaSとは、移動手段を車や自転車の所有という「物」で提供するのではなく、「サービス」として提供するシェアリング・エコノミーが進歩した物です。

 既に世界の主要都市ではウーバーやリフト、滴滴出行などの様に、ドライバーと利用者を結びつける配車サービスが普及しています。

 MaaSは当初、フィンランドのプロジェクトで始まり、A地点からB地点に移動するにあたり、さまざまな交通手段を活用して最適な行き方を提案してくれるというものでしたが、現在では一般名称化されていて、MaaSの中にはライドシェアやカーシェアも含まれるようになっています。

 国交省が概算要求で新モビリティに15憶円を要求しました。MaaS活用などを活用し地域の移動モデルを構築する様ですが、世界の流れは異なります。世界的には都市化対策のためにMaaSを検討しているのに対し、日本は上記の様に地方の交通手段を確保するためにMaaSを検討しています。

 又、自動車を所有していたとしても、その90%は駐車場に止まったままとなっている様です。この現状を改善すべく、自動車メーカーもライドシェア企業やスタートアップとの提携を進めているのが現状の様です。

 自動運転によるカーシェアなどのMaaSの実現は国や都市によって異なります。換言すれば、「技術と規制の組み合わせ」が重要な要素となるのではないでしょうか。

 最も規制に関する取り組みが進んでいるのはシンガポールだそうで、既に官民連携して複数のプロジェクトを推進している様です。

 さて、「MaaSどうする?を自動車メーカー」・・・デス。
 

 

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