SSブログ

東京無線、ジャパンタクシーの軍門に下る?

 今回は「東京無線、ジャパンタクシーの軍門に下る」を書こうと思います。

 今年の3月の無線グループの配車回数は、日交グループ53万回(129回/台)、東京無線36万回(101回/台)、Km(74回/台)、の順番になっています。前年比の伸びは日交が49%。東京無線が1.9%、Kmが19.1%の様です。

 ベスト3には入っていませんが、日交系のジャパンタクシーアプリの全国タクシーに加盟した大日本帝国の帝都は4万回ですが32%のアップで、前に書いた自社アプリのフルクルを持つKmは25万回で19%の伸びの様です。

 東京無線は2012年にスマートフォン配車の「すぐくるタクシー東京無線版」のサービスを開始してアプリ名称は「東京無線配車」です。「東京無線配車」は東京無線グループのアプリで、横浜のタクベルの様な物です。

 東京無線は横浜のラジオタクシーの様な共同組合で、組合員数53社、総車両数約3,700台です。余談ですがラジオタクシーは神奈川旅客自動車協同組合の通称で、台数シェアでは、平和交通グループ、神奈川都市交通に次いで横浜では第3位の様です。

 横浜のタクシー車両保有台数トップスリーは、平和交通の約700台、都市交通は京浜交通圏で約530台、神奈川旅客自動車協同組合(通称ラジオタクシー)は組合員数10社のうち無線配車7社でラジオタクシーを構成して無線配車台数は約380台の様です。

 前置きが長くなりましたが東京無線は今月内に全国タクシーアプリによる配車をスタートする様です。

 全国タクシーに加盟した理由は、「既に東京無線配車は既に300万ダウンロードされている配車回数も多いアプリを持っている。そこで全国タクシーと連携する事で、更に配車回数を増やし、営収アップにつなげていく」と言っています。タクシー王子は自分のジャパンタクシーを通して、「敵に塩を送った」形になった様です。

 前記した配車回数の伸びを見れば、全国タクシーは49%に対して東京無線は1.9%しか伸びていないので、東京無線の全国タクシー加盟は当然と言えば当然です。

 しかし1台当たりの配車回数は日交が129回、東京無線は101回でその差は28回になり、1日直すと1日1車で1回も変わらない事になります。

「営収アップ」という言葉を聞くと、恰も乗務員の事を考えている様な言い回しですが、営収アップ=事業者の利益アップ=歩合の乗務員の収入アップになるので、営収アップ=乗務員の収入アップの式の前に「事業者の収入アップ」が抜けています。

 上げ足を取る様ですが「全国タクシーに加盟すれば営収がアップするヨ」ではなく「全国タクシーに加盟すれば会社の売り上げも上がるから君たちの給料も上がるヨ」・・・では?

 考えてみると、ある程度タクシー利用者のパイは決まっています。アプリはそのタクシーを使う人のパイの中で、「拾いでタクシーを使う人:アプリでタクシーを使う人」のアプリでタクシーを使う人の割合が増えているだけだと思います。道で拾うか?アプリで呼ぶか?の違いです。

 前年比の伸びは日交が49%と言っても、売り上げの伸びは前年比49%も無いと思います。

 換言すれば東京無線の全国タクシー加盟は、「無線で呼ぶ客の分捕り合戦」を優位にする為だと思います。

 ラジオタクシー乗務員に聞いた話ですが、最近、組合員が1社増え様でその結果、線配車回数がその乗務員は減ったそうです。

東京無線の加盟で、全国タクシーに加盟している会社の配車配車回数の伸びが減少するか又は止まってしまうカモ?・・です。

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント