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「ソフトメーター」

 今回は「ソフトメーター」を書こうと思います。

 何か聞きなれない言葉ですが、これは日交グループが政府の規制改革指針会議にアイデアを出し、昨年の6月に閣議決定された案件です。また日交です。

 ソフトメーターとは、ICT(情報通信技術)ソフトを活用した新しいタクシーメーターになります。

 これの開発・実用化に向け、タクシー業者、メーターメーカー、国交省、経産省などの産官で組織する、「新しいタクシーメーター開発等検討会」が発足して議論・検証がスタートしました。

 全国ハイ・タク連の技術環境委員会の委員は「メーターというハードがなくなり、タブレット端末がメーター・ナビ・翻訳・観光案内をしたりするイメージ」と説明しています。この委員は東京無線の委員です。

 タクシー王子は「メーターが有るよりタブレットで全部出来るほうがトータルコストは安い。大変なテーマを扱う。メーター会社を巻き込んで、どう一緒にやっていくか。皆さんの知恵で推進してほしい」と期待を示しました。そりゃそうでしょう「言い出しっぺ」なんですから期待して当然だと思います。

 因みに、王子のジャパンタクシーはタクシーメーターやドラレコも作っています。

 検討会は、タクシー業界から前述した委員長の東京無線と副委員長のチェッカーキャブ、
日本タクシーメーター工業会から双葉計器、ニシベ計器製造所、電子情報技術産業協会からクラリオン、JVCケンウッド、クラリオン、国交省、経産省が参加しています。

 昨年の規制改革答申では「乗車中の走行距離などの適性を確保する観点から、年1度の装置検査が義務づけられ、運賃変更のたびに費用が発生する。事業者への負担となり、柔軟な料金設定を困難にしている」と指摘された様です。

 これも違和感が有ります。料金改変などにより業者の負担となるのは、タクシー事業者だけでは有りません。来年消費税が引き上げられて事業者が負担するのはタクシーだけでしょうか?。又、そんなに度々運賃が変更されるものでしょうか?

 何か言い出しっぺのタクシー王子のジャパンタクシーに「利」が有るのではと勘ぐってしまいます。

 規制改革推進会議(第12回)では、記者との質疑応答で「例えばウーバーはスマートフォンで料金を算定して おりますが、計量法の対象ではありません。これは、お互いにその距離について合意をしているからだ、と。それと同じように、利用者側もその距離を何らかの形で把握できるの ならば、特定計量器の対象から外すことができるのではないか。外す場合、それはJIS規格として検討できるのではないかというお話がありました。前回の日本交通のお話では、どういうソフトメーターなのかが必ずしも明確ではありませんでしたので、どういうソフトメーターかというのを把握した上で検討していきたいというお話でした。」とあります。

 ここでも日交はウーバー名前を出しています。

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