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「現在の運転支援システム・レベル2」

 今回は「運転支援システム」を書こうと思います。

 自動運転に関しては、レベル2までが法的整備の必要が無く使える「運転支援システム」になり、レベル3以上が法的整備が必要な自動運転になります。

 ボルボは、このレベル3の「ドライバーは道路から目を離してもよいが、困難な状況になったら運転を交代しなければならない」事になり、レベル2の自動運転へと進んだあと、レベル3を飛ばして、完全なロボット制御であるレヴェル4を一足飛びに実現するつもりなの様です。

 レベル3では責任の曖昧なため、ボルボは「われわれは現在、レベル4の自動運転に直接移行するというアプローチをとっています。レべル4では、自動車メーカーが車の挙動に対して全責任を負います」と説明しています。

 では現在のレベル2とはどの様な技術なのでしょうか?

 現在実現している運転支援システムの概要は①ACC、CACC、②衝突被害軽減ブレーキ、③レーンキープアシスト、になります。

 ACC(Adaptive Cruise Control)は、車両の前方に搭載したレーダを用いて、前 方を走行する車両との車間距離を一定に保ち、必要に応じてドライバーへの 警告を行うシステムです。

 CACC(Cooperative Adaptive Cruise Control)は、ACCに加えて車車間通信に よって他車の加減速情報有することで、より精密な車間距離制御を行うシステムで、CACCでは、ACCより短い車間距離での走行や、制御の遅れによるハンチン グ(車間の変動)の少ない安定した走行が可能となる様です。

 衝突被害軽減ブレーキは、車両の前方に取り付けられたカメラやレーダ等を 利用して前方の障害物等を検知し、運転者へ警告します。衝突(追突)が避けら れない場合にはブレーキの補助操作を行うシステムになります。

 レーンキープアシストは、車両の前方に取り付けられたカメラ等を利用して道 路の白線等の走行環境を検知し、車両が走行車線を維持するよう、ハンドル 操作を支援するシステムになり、前方カメラの画像処理では、道路と白線の色のコントラストと、白線の長さを検 知して車線を判断するため、輝度変化の大きなトンネル内や夜間でも白線の追従が可能となるそうです。

 日本ではこのレベル2が現時点で公道最高水準の運転支援技術となっており、既にいくつかのメーカーからこの技術が搭載されたモデルが発売されています。

 レベル3になると前にも書きましたが、「高速道路など特定の場所」においてクルマが交通状況を認知、運転に関わる全ての操作を行います。

 ドライバーは運転から解放されますが、緊急時や自動運転システムが作動困難になった場合、ドライバーがクルマに代わって対応を求められるので、必ず運転席に着座している必要があります。その為、事故が起こった時の責任の所在が曖昧になります。

 ボルボが現在レベル3ではなくレベル4を目指いしています。レベル4はレベル3同様、特定の場所に限りクルマが交通状況を認知して、運転に関わる全ての操作を行いますが、さらに緊急時の対応も自動運転システムに操作を委ねます。なので、自動運転システムを利用している限りドライバーの運転操作はもはや必要ありません。

 ボルボ・・・おそるべし?です。

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