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「リフト日本参入を検討」

 今回は「リフト日本参入を検討」を書こうと思います。

 リフトは、2007年にローガン・グリーンとジョン・ジマーによって設立された「Zimride(ジムライド)」が元になっています。ジムライドは長距離の旅行用(都市間が多かった)でのライドシェアを中心としていました。ウーバーの創業は2009年なので、ウーバーより前の創業です。

 日本ではウーバーの名前が有名なので、ウーバーの2番煎じの様な印象を受けますが、創業はリフトの方が早かった様です。

 ジムライドは、Facebook Connectアプリを通じてドライバーと乗客をリンクさせ、ジムライドは最終的にアメリカ合衆国最大のライドシェアプログラムになった様です。2013年5月、企業は公式に社名をジムライドからリフトに変更しました。

 ジムライドは大学のキャンパスを中心としていましたたが、リフトは都市内での短距離旅行用のオンデマンドのライドシェアネットワークとして設立されました。

 フェイスブックも当初は会員はハーバード大学のドメインのメールアドレスを持つ学生に限定されていたました。出発点は、フェイスブックもリフトも学生主体だった事は変わりがない様です。

 その創業者の一人ジョン・ジマーーが、新経済連盟(代表は楽天社長)主催の「新経済サミット2018」に登壇し、日本市場への新規参入を検討していると述べた様です。

 氏は参入にあたりウーバーの苦戦を学び「規制当局と話をする事が第一に重要」との姿勢を示しています。この新経済連盟の代表理事の楽天は、2015年、3億ドル、約300憶円を出資しています。

 他にリフトは、グーグル系のベンチャーキャピタル(VC)などから10億ドル(約1126億円)の出資を受けています。グーグル系VCから取締役も受け入れる事で、グーグルはリフトと競合するウーバーテクノロジーズと機密情報の扱いを巡り係争が続いています。今後自動運転などでグーグルとリフトとの協業が進みそうです。

 リフトにはGMも5憶ドルを出資していて、投資企業から20憶ドル以上の資金を調達している様です。出資を主導したのはグーグル持ち株会社のアルファベット傘下のキャピタルで、リフトによると今回の出資で同社の企業価値は110億ドルに膨らむそうです。

 因みにウーバーの企業価値は700憶ドルに上るそうです。Japanタクシーが受けた出資の110憶円なんて可愛いものに感じます。・・・110憶円≒1憶ドル、リフトの1/100 で1%です。そんな「規制当局と話をする事が第一に重要」と企業が日本参入を検討しています。

 タクシー王子が代表のジャパンタクシーは、ウーバーとリフトと戦わなければ・・・でも相手の企業価値はジャパンタクシーが出資を受けた額の100倍と700倍の企業価値の有る企業です。・・・勝算は如何に?

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