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ジャパンタクシーの5ヵ年計画

 今回はジャパンタクシーの5ヵ年計画を書こうと思います。

 最近タクシー王子の言動が気になってその事ばかり書いている様な気がします。

 今回も氏のジャパンタクシーが外部から資金を募るための資料として、「事業概要書」を纏め5年の事業計画を明らかにしました。

 それによると、2017年5月期の売り上げが16億5,900万円、アプリ事業が1億2500万円で営業利益はマイナス1億5700万です。

 5年後の2022年には売り上げが78億5100万、アプリ事業が29億8600万円、営業利益21億500円になると試算しています。そして東京株式市場に上場して、出資事業者へ利益還元するといっています。

 ジャパンタクシーのシェアは、2017年5月期では18.45%、2022年にはそのシェアを53.06%に伸ばすとうたっています。全国のタクシーの半数以上です。

 この5ヵ年計画は前提がジャパンタクシーの配車アプリ「全国タクシー」の寡占化にかかっている様に見えるのは自分だけでしょうか。

 この「全国タクシー」のアプリは、タクシー会社の既存の無線配車システムに接続していることが特徴で、主にタクシー会社から収益を上げるシステムの様です。非無線の会社は全国で約25%位らしいので、日本交通とライバル関係にある会社や非無線の会社、自社のビッグデータを掌握されたくない会社、無線協同組合などを差し引くと、シェア率の分子は小さくなるので、実際は53.06%以上になる計算です。

 ひょっとすると、70%以上になることも予想されます。恣意的に数字のマジックを使って不可能を可能の様に見せている?・・・・かも

 タクシー会社から収益を上げる事で成長して来たといっていますが、営業赤字が続いてきた経緯を見るとにわかには信じられません。

 現状の配車手数料は1回30円の様です。もともと安価な30円でスタートした平成23年以来営業赤字を重ねてきたのに、それを段階的に下げ最終的には12円にするようですが、
よほどの赤字補填がない限り不透明ではないでしょうか?

 もうこの辺でタクシー王子の事を書くのは・・・?です。


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