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初乗り410円の損得勘定

 今回は初乗り410円の損得を書こうと思います。

 東京都23区、武蔵野市、三鷹市(東京特別区・武三地区)のタクシーは、1月30日から初乗り距離を短縮した新運賃を採用しました。初乗り2キロ730円だったところ、1.052キロ410円になった。従来280メートルごとに90円加算されていた初乗り以降の料金は、237メートルごと80円加算に変更されました。

 では旧料金と比べてみました。別の言い方をすると、何キロ迄だったら乗客が得をするかです。発表では、「この新運賃では2キロ未満は値下げとなる。但し2キロ超6.5キロ未満は値下げと値上げが混在する。そして6.5キロ以上は値上げとなる。」とされています。

 {(X-2,000m)÷280m}×90円+730円={(X-1,052m)÷237m}×80円+410円より
X≒6.37Kmが導かれます。よって巷で言われている新料金の体系の旧料金との価格分岐点距離6.5Kmは正しい様な気がします。

 但し、この距離は時間メーターを無視した距離メーターのみの金額です。当然距離メーターを考えると、6.5Km以下が旧料金体系の価格分岐点になります。

 時間メーター割合が以前19.8%位と計算したのでこの数字を元に考えます。

 距離メーターだけだと6.5Kmでは、{(6,500m-1,052m)÷237m}×80円+410円=445円になります。時間メーターの金額を加算すると、2,249円+445円≒2,694円になります。

 料金を2,249円に固定すると、距離をXとし時間メーター料金を445円とすると、距離メーターは1,804円になります。

 {(X-1,052m)÷237m}×80円+410円=1,804円よりX≒4.2Kmとなります。

 実際に計算してみると、数字のマジックというより、単純に所要時間時間を考慮していないだけです。「2キロ超6.5キロ未満は値下げと値上げが混在する。」としているのは、別の言い方をすると、「2キロ超6.5キロ未満は道路の混雑状態により値下げと値上げが混在するが、6.5Km以上は混んでいようが空いていようが値上げになります。」又、時間を考慮すると、概ね4.2Km前後で値上げになると思います。

 東京の昨年の平均乗車距離は、ちょうど4.2Kmです。・・・タクシーを利用される方は値
下げされたと感じているかもしれませんが、何か騙された様な印象ですネ。

何か一言有っても良かった様な気がします。

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