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「勤務体系と収入はどうなの?どう稼げばいいの?」

 今回は「勤務体系と収入はどうなの?どう稼げばいいの?」について書こうと思います
まず勤務体系は、日勤、隔勤、夜勤、定時となっています。日勤、夜勤は読んで字の如く昼間しか乗務しない又は夜しか乗務しない勤務体系を指します。定時は会社と決めた日に乗務する事で、隔勤の出勤日数が7〜8日バージョンです。(ほぼ年金受給者が対象になっている様です。)

隔勤(2暦日)勤務で、は乗務→明け→乗務→明け→公休というふうに5日でサイクルを組みこれを1か月(30日)で6回繰り返します。そうすると月12日乗務する事になります。(2乗務×6回)要は「1日乗って次の日は休んで、次の日は出勤して翌日と翌々日は休み」という事です。この月12乗務のパーターンが基本形になって色々なバリエーションが派生します。例えば月13勤だったり月11勤だったりしますが、乗務員は基本的に選択肢はなく各々の会社が決めています。(稀に選択出来る会社もあるようですが)

 労働基準法では週の労働時間が1日8時間、週40時間と定められていますが、例外が有って、「変形労働時間制」を採用して且つ一定の期間を平均して週40時間に収まるようにすれば、特定の日や週に法定労働時間を超えて所定労働時間を決めることができる」と定められています。

 タクシーはこの例外の「変形労働時間制」を利用しています。労働大臣告知(改善基準告知)に、日勤、隔勤の勤務時間、拘束時間、休憩時間が詳細に定められています。

 日勤は1か月の拘束時間が299時間以内、1日の拘束時間が13時間で最大でも16時間以内、休息時間は継続8時間以上となっています。

 隔勤は1か月の拘束時間が262時間以内、1日の拘束時間が21時間以内、休息時間は継続20時間以上となっています。

 厳密に言えば、乗務→明けの「明け」は改善基準告知で言うと「休息期間」という事になり、「公休」は乗務後の休息時間+24時間になると休日扱になります。

 この条件を充たす様に会社がシフトを組んできますが隔勤で乗務していると、明け→公休は連休の感覚です。

 朝の通勤客を狙って朝6時に出庫したとします。21時間後の27時(翌3時)が終業時間です(帰庫時間ではありません、帰庫して洗車、日報等を終わらせて仕事が全て終わった時間です、拘束が解かれた時間です)。その後帰宅して、食事をして、風呂に入って、一杯飲んで?寝る時間が6時になったとします。次の日の起床時間まで何時間ですか?仮に4時に起床とすると22時間有ります・・・あなたは22時間眠れますか?

 たぶん無理でしょう。タクシーの隔勤乗務は極端に言うと、2日分の仕事(時間)を1日でやって、次の日は休みというイメージです。12勤だと12日×2=24日乗務した計算になります。という事は2日分の仕事と睡眠の時間を其々1日で取るという様な考えです。2日分の仕事を纏めて1日で行う事は可能でしょうが、2日分の睡眠を1日で取るのは不可能だと思います。皆さんは可能ですか?では隔勤の乗務員は如何しているのでしょうか?

 長くなってしまったので、今回のテーマの「収入は如何なの?どう稼げばいいの?」と
「隔勤運転手の1日」は次回に書こうと思います。

 


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